目次
- 「非認知能力」って何?
- なぜ今、「非認知能力」が注目されているの?
- 「認知能力」との違いは?
- どんな力があるの?主な非認知能力の例
- 未来社会で役立つ理由
- 家庭でできる育て方のヒント
- 教育現場での取り組み事例
- 当スクールの取り組み
「非認知能力」って何?
「非認知能力」とは、IQやテストの点数で測れる「認知能力」とは異なり、数字には表れにくい内面的な力のことを指します。
たとえば、自信、やる気、忍耐力、共感力、感情のコントロール、自主性、協調性などがそれにあたります。
これらの能力は、社会性や人生の幸福感、職業的成功にも大きく影響するとされ、今、世界中で教育現場からビジネスの場まで注目を集めています。
なぜ今、「非認知能力」が注目されているの?
時代は大きく変わりつつあります。技術の進化、AIの普及、リモートワークの拡大など、私たちの暮らしや働き方も多様化しています。
そんな中、「正解のある問題」に素早く答える力だけでは通用しない場面が増えました。
今、求められているのは、自ら課題を発見し、他者と協力しながら粘り強く取り組む力。それこそが、非認知能力です。
また、非認知能力が高い子どもは、学習意欲が持続しやすく、ストレス耐性も強く、長期的に見て社会的・経済的成功につながるとされています。
OECD(経済協力開発機構)や文部科学省も、これらの力を育む教育の重要性を強調しています。
「認知能力」との違いは?
簡単にいうと、「認知能力」は読み書き・計算など“勉強で測れる力”。「非認知能力」は、“心の中の力”です。
どちらも大切ですが、非認知能力は学力だけでは伸びにくく、遊びや生活の中で自然に育まれると言われています。
また、認知能力は一時的な結果に左右されがちですが、非認知能力は人生全体において活躍する“土台”とも言える存在です。
どんな力があるの?主な非認知能力の例
- 自己肯定感:「自分には価値がある」と思える気持ち
- 忍耐力:簡単にあきらめずに物事に取り組む力
- 協調性:他者と円滑に関わることができる力
- 感情のコントロール:怒りや不安を適切に表現する力
- やり抜く力(グリット):失敗しても挑戦を続ける粘り強さ
- 自己決定力:自分の意思で行動を選択する力
これらの力はすべて、子どもが自分らしく、社会で生きる力として非常に重要です。
未来社会で役立つ理由
未来は、ますます「変化」と「多様性」の時代へ。AIが発達すればするほど、人間にしかできない力が重要になります。
その中でも、創造力・共感力・自律性・挑戦心などは、非認知能力に直結するスキルです。
ITスキルや語学力と同じくらい、あるいはそれ以上に必要とされる時代がやってきているのです。
GoogleやAppleのようなグローバル企業も、社員に求める素養として非認知能力を重視しており、これはもはや「学びの選択肢」ではなく「学びの基礎」となりつつあります。
家庭でできる育て方のヒント
非認知能力は、家庭での関わり方が鍵になります。以下は今日からできるヒントです。
- 子どもの意見を聞き、選択肢を与える(自己決定の経験)
- 成功ではなく「努力の過程」をほめる
- 自由に遊ぶ時間を確保する(想像力・協調性が育つ)
- 家族で気持ちを言葉にして共有する(感情理解の促進)
- 小さな成功体験を積ませる(自己肯定感)
「うまくできたか」よりも「チャレンジしたか」に注目することで、子どもは安心して自分を表現できるようになります。
教育現場での取り組み事例
国内外の教育機関でも、非認知能力を伸ばす取り組みが増えています。
たとえばフィンランドの教育では、評価制度の中に「感情表現」や「対話力」などが組み込まれており、日本でも探究学習やSEL(社会性と情動の学習)の導入が進んでいます。
グループワーク、プロジェクト学習、ディスカッションなどを通じて、子どもたちが自分の考えを表現したり、他人と折り合いをつけたりする力を育てるプログラムが注目されています。
当スクールの取り組み
私たちのスクールでは、「非認知能力の育成」をカリキュラムの中心に据えています。
ロボットやプログラミング教材を使ったアクティブラーニングでは、課題に向き合う力、対話する力、自分の考えを形にする力を自然と身につけることができます。
また、子ども一人ひとりの性格やペースに合わせた声かけ・フィードバックにより、安心して挑戦できる環境を整えています。
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